遊学ライフでは、日々の「学び」について情報発信しております。
今回は『仕事』についてです。
- 30代に突入し、働き方を見直したい
- 20代の勢いが弱まってきた
- 計画的に仕事をこなしたい
- 仕事の本質を理解したい
- 将来のビジョンを明確にしたい
この記事を読むと、仕事の本質、具体的な仕方が理解出来ます。
30代で仕事との向き合い方を見直す事は、自分自身の成長と成果に繋がります。
今後長い人生を豊かに暮らす為に、この機会に一緒に学んでいきましょう。
参考書籍
書籍情報:『プロフェッショナルの条件』
<書籍情報>
プロフェッショナルの条件
*著者:P.F.ドラッカー
*翻訳者:上田 惇生
*発行:ダイヤモンド社
*画像引用:Kindle
【はじめに】
30代からの仕事について
がむしゃらに頑張ってきた20代が完結し、30代を迎えると、今までと違った雰囲気を味わう事があります。
例えば、若さを武器に、フレッシュさと勢いで乗り越えてきたことが通用しない等、周りからの見る目も変わってきており、仕事との向き合い方を考える必要があると気付いてくる時期が来ます。
会社員では役職もついてきて、会社から求められる事も変わってきます。
「自分はまだまだ若いつもりだった。」等々、そんな違和感を感じている方々は、是非この記事を読んで頂きたいです。
20代の仕事は、経験を積むための準備期間です。
30代からの仕事の向き合い方で、今後大きく成長出来るかが決まってきます。
「組織」「働き方」「目指すべきビジョン」「リーダーシップ」「決断力」等々、様々な事を理解する必要があります。
自ら考えて、理解しながら行動する力を身につける為に、是非この記事を参考にして頂ければ幸いです。
なかなかまとめるのが大変だったぞ。
テーマは7つに絞ってみたぞ。
よし、頑張るぞ~!!
【7つのテーマ】
1.明確な行動を意識
仕事で成果をあげ続けるには、何をすべきかを自らが常に考える必要があります。
様々な新しい業務が降りかかってきますが、新しい任務で成功するには、過去の経験・知識・才能ではなく、「要求されているものを理解」することが重要です。
そこで、成果をあげる人の共通点を紹介します。
①成果をあげる人の共通点
<成果をあげる人の共通点>
① ビジョンをもち努力を続ける
※本書より抜粋
② 流すような仕事はしない。
③ 日常生活に継続学習を取り込む
④ 自ら仕事ぶりを評価する
⑤ 行動の期待値を記録し、結果と比較
⑥ 要求されているものが何か考える
また、自分が成果をあげれるものと、そうでないものが出てきます。
その中で、成果をあげやすいものを、「自分の強み」と考えて、更にその強みを活かす為に、以下の事に取り組みます。
②強みを活かす手順
<強みを活かす手順>
① 明らかになった強みに集中
※本書より抜粋
② さらにのばす(技能、知識)
③ 自分の強み以外を軽視しない
④ 悪い部分、邪魔な部分を改める
⑤ コミュニケーションも重視する
⑥ やっても出来ない事はやらない
⑦ 並程度しか出来ない事はやらない
以上の通り、まず自分が成果を出せるものは何かを知り、それがわかった後は、成果を更にあげ続ける取り組みが必要です。
2.「仕方」も重要
意外と軽視されがちですが、仕事で重要なのは、「仕方」です。
勉強においても、聞いて学ぶのか、書いて学ぶのか。組織内においては、組んだ方が良いのか、個人の方が良いのか、トップが良いのか、ナンバーツーが良いのか、
自分の得意な方法を具体的に掘り下げていき、1番パフォーマンスがあがる環境を理解する事が大切です。
また、有限である時間に対しても細かく管理していき、やるべき事を達成する為の「仕事の仕方」に関する考え方を見直しておきましょう。
①時間管理
基本的に時間は足りないもので、唯一代替できないものでもあります。
そして、時間は思い通りに出来ない事がほとんどです。時間を作るために、以下を参考に仕事を整理しましょう。
<時間管理>
① 浪費と判断できる仕事を捨てる
※本書抜粋
⇒捨てた場合、何が起きるか想像
② 他の人に頼める仕事か
⇒部分的にでも頼めないか考える
③ 他人の時間を浪費させていないか
⇒自らが周囲を巻き込む場合がある
②コントロール出来ないもの
組織やあらゆるチーム内で働く場合、どうしても自分でコントロール出来ない事もあります。
こちらについても理解しておき、割り切れるようにしておきましょう。
<コントロール出来ないもの>
① 時間
※本書抜粋
⇒他人にに奪われるもの
② 日常業務
⇒自分がやりたい事を事前に確保
③ 組織
⇒周囲の強みを借りよう
④ 組織の基準
⇒あらゆるルールに縛られるもの
③取り組む順番
時間があると思って後回しにしていると、本当にやりたい事が出来る日は訪れません。
1つの仕事にかかる時間を過小評価せずに、少ない時間で集中し、優先順位を明確にする事も大切です。
<取り組む順番>
① 過去ではなく未来の仕事
※本書抜粋
② 問題ではなく機会から
③ 横並びではなく自らの方向性
④ 無難で容易ではなく、変革するもの
将来的に何をするべきか、何が未来の為に必要なのかを判断をした上で、時間管理して行動に移せる工夫をしていきましょう。
3.正しい決断のルール
日々、あらゆる問題を改善していく為に、様々な意思決定をしていく必要があります。
正しい決断をするというのは、簡単な事ではありません。
そこで、決断のルールを決めておくと、日々の決断の軸がぶれることなく、組織にとって正し判断が出来る様になります。
①決断する流れ
事実を把握する為に、統計数字より現場意見を重視しましょう。
そこから、仮説を立てて、有効であるかの検証をして決断に至ります。
<決断する流れ>
① 「基本」か「例外」を分ける
※本書抜粋
② 「目的」「期限」「条件」を明確に
③ 何が正しいかと妥協点も確認
④ 必ずフィードバックを忘れない
⑤ 誰がやるか、誰が決めるかも重要
②満場一致は注意
満場一致は、聞こえは良いですが、実際には議論になっていない可能性もあります。
反対意見をとりながら、本当に正しい事が何かを深掘りする必要があります。
満場一致した場合は、こんな事を注意してみましょう。
<満場一致は注意>
① 組織の囚人になっている可能性あり
※本書抜粋
② 選択肢が無かったのでは無いか
③ 想像力を刺激出来ていないかも
最終的な決定は、勇気が必要なものです。
見えない不安におびえて、「もう少し調べてみよう」と、決断を後回しにすることは、臆病者と呼ばれます。
行動によってリスクが発生することもありますが、行動しないリスクがあることも理解して、総合的な判断を出来るルールを作っておきましょう。
4.リーダーシップの考え方
「リーダー」と聞くと、ヒトラーや毛沢東の様な、カリスマ性がないと出来ないのではないかと思われがちですが、本質的には全く違います。
むしろ、カリスマ性をもってワンマンで引っ張っていくリーダーは、いつか破滅する可能性が高いです。
『本来のリーダーシップ』について、3つにまとめてみました。
①リーダーシップを仕事と見る
リーダーシップというと、重く受け取ってしまう言葉ですが、1つの仕事と考えたらどうでしょうか。
リーダーシップの仕事は・・・
↓↓↓
■仕事
組織の使命を見抜き、
形として定義し確立する
■順番
『目標設定』⇒『優先順位』⇒
『基準設定』⇒『維持管理』
とにかく基準を決めて、ぶれずにチームの方向性をあわせることが重要です。
②地位や特権ではなく責任
リーダーというのは、急に偉くなった気がしますが、それは勘違いです。
- チーム内で起こった事の責任はリーダーにあると自覚する
- どんな理由でも人のせいにせずに責任をとる
また、失敗だけでなく成功も同様です。
部下の成功を脅威と感じるのではなく、自分の成功ととらえて、一緒に喜びましょう。
③信頼を得る
気持や感情で仕事をしていると、必ずぶれが生じてきます。
信頼を得るための日頃からの行動はこちらです。↓↓↓
- 好きか嫌いかではなく、同意出来るかで考える
- 公言と信念が一致している
- 賢さではなく、一貫性があるか
ぶれが生じてくると、信頼度が下がります。
常に自分ルールをもっていることをオススメします。
5.チームの強みの活かし方
“人”というのは、多くの人が“無能”だと言われております。
これは、すごく優れた人も、その一部の能力以外は並の能力ということです。
その一部の優れた能力を活かす組織作りが、『チーム』です。
チームの存在意義を一言で表すと・・・
組織は『強み』を成果に結びつけ、
『弱み』を中和し無害化する
※本書抜粋
まさに、この一言で完結できますね。
人の強みをチャンスに変えて、弱みは無いものにできる。それがチームです。
個人個人で、弱みの克服というのはとても難しいことです。
大きな強みがある人は、大体大きな弱みもあるものです。
それぞれの得意分野で一流を目指し、チーム戦で勝利すれば、それで良いんです。
同僚、部下、上司、全員の強みを活かして総動員で取り組む。これが組織である最大のメリットです。
6.イノベーションをやってみよう
組織や仕組みというのは、『完全』ではありません。
時代の流れによって、今の仕組みが合わなくなる事は、多々どころではなく、そこら中にあふれています。
そこで、30代で現場の経験をそこそこ積んでいる人ほど、「これはこういう仕組みに変えた方が良い。」等、いろんな考えが出てくると思います。
その中で、愚痴を言うだけではなく、自分自身で新しい仕組みを構築し、組織全体で良い環境の変化を作ってみましょう。
ここで、『失敗する悪い例』と『成功する良い例』をまとめてみました。
① 凝り過ぎ
⇒誰でもできる事をしましょう
② 多角化しすぎ
⇒散漫にならず、的を絞りましょう
③ 未来を見る
⇒現在の困り事を解決しましょう
① 集中して取り組む
⇒知識を付けて、継続する事が大事
② 強みを基盤にする
⇒自分の得意な事をしましょう
③ 変革を目指す
⇒働き方、生産の仕方等、
行動には、リスクがつきものですが、行動しない場合のリスクも当然あります。
おかしてはいけないリスクを明らかににして、具体的な事だけに焦点を絞り、小さくスタートしていけば、成功率は上がります。
身近な事から少しずつ改善していきましょう。
7.将来を具体的に考える
昨今でよく話題になっていますが、「人生100年時代の働き方」において、一生今の仕事で良いのかについて、具体的に考えておくということです。
社会全体の流れとして、企業の寿命より、人の寿命の方が長くなってきています。
そう考えると、そもそも一生同じ職場で働き続けられるかどうかわからないですし、3,40年も同じ仕事をするのは、長いし、飽きるし、最終的には惰性になりかねません。
惰性になってしまえば、周囲に迷惑をかける『老害』となってしまいます。
以上のことから、4,50代で第二の人生を設計するプランを具体的に考えておくというのは、理にかなった事だと思います。
今までやってきた事の軸を変えずに、組織だけ変えるという転職方法もありますし、今の本業+副業をするという選択もあります。
いろんな方法が世の中にはありますが、結局何もせずに定年を待つという人が1番多いそうですね。
しかしそんな生き方はとてもリスクがあります。
最終的には、自分で責任をとらないといけません。
上司でも部下も関係ありません。
うぬぼれやプライドは捨てて、誇りと自信を持ち、自らの成長は自らで決定しなければいけません。
今の組織の価値観になじめないという人は要注意です。
「今のままでいいや」は捨てて、今すぐ挑戦していきましょう。
まとめ
簡単におさらい
- 30代からは仕事の仕方を変えていく
- 行動、仕方、決断、リーダー、チーム、イノベーション、将来、等々、成長と成果の為に、30代は努力が必要
ということで、今回は、
「ドラッカーに学ぶ、
30代からの仕事の仕方7選」
についてでした。
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