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想像力無限!!「遊び心」を手に入れる方法<■書籍紹介■『遊びと人間』>

このブログでは、私の人生に影響を与えた本を紹介していきます。

本というのは、読む人・その時の立ち位置や感情等、

様々な状況によって解釈が変わります。

なので、このブログでは、本の要約ではなく、

この本を読んだ目的、そして感想について紹介します。

人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、

大体の悩みは本屋さんが解決してくれます。

その中で、私の悩みを解決し、

行動力を与えてくれた本を紹介します。

今回のテーマは、↓↓↓です。

想像力無限!!「遊び心」を手に入れる方法

「遊び」について、深く考えた事ってありますか??

まず、「遊び」とは何か。

なぜ、「遊び」をするのか。

「遊び」によってどうなるのか。

等々・・・

今回は意外と考えた事がない「遊び」について、

勉強してみました。

まさに、WOODSIDE Hiroshimaのテーマにピッタリですね!!

「遊び」というと、

なんだか軽佻なイメージがあり、

労働とは反対で、

不信感をかい、富を生まないものと思われがちです。

しかし、好きな「遊び」を見つけると、

軽い気持ちで没頭出来るし、

研究好きな専門家も、

「遊び」こそが主要原動力となっているとよくいいます。

そんな「遊び」をうまく活用すると、

仕事も勉強もうまくいくのではないでしょうか。

ということで、

今回は「遊び」について考えてみましょう。

<書籍情報>

遊びと人間

*著者:ロジェ・カイヨワ
*訳者:多田 道太郎、塚崎 幹夫
*発行:株式会社講談社
*画像引用:Kindle


■はじめに

「遊び」って何だろうと思って、

軽い気持ちで今回の本に手を出しました。

「遊び」についてなので、

楽しく読めると思っていたら大間違いで、

かなり難解な本でした。

「遊び」についてを深く研究しており、

論文の様な構成で、字も小さく、

難しい言葉を多く使っているので、

気軽に読める本ではなかったです。

しかし、せっかく手に入れた本なので、

仕事に何か活かせないかと思い、

自分なりの理解で漕ぎつけた結論を紹介します。

学神様
学神様
「遊び」って一体なんじゃ!?
豊くん
豊くん
確かに、改めて聞かれるとわからないね。

■まなび

【テーマ①:「遊び」の定義】

「遊び」というのは、

とても自由なイメージがあると思います。

子どもから大人まで、全ての人が体験している事ですが、

一体何なんでしょう。

私なりに一言でまとめると

“決められたルールの中で、強制力の無い自由な活動”

と、なりました。

子どもの頃は、お馬さんごっこや、電車ごっこをしたり、

架空の料理を作って、少女が主婦になりきってみたり、

大人になっても、将棋をしたり、サッカーをしたり、

全てが1つのルールの中で行われます。

そこに、ルールが無ければ何も楽しくありません。

また、強制力が働くと、束縛となり苦痛に変わります。

敵意が無いのに、敵と戦い、

富を得る事もないのに、努力をする。

時にはリスクを冒すこともある。

なぜ人は、「遊ぶ」をするのかと聞かれたら、

これは「本能」だから。

としか言いようがありません。

人は・・・

いや、動物全てが、

本能的に「遊び」を欲しています。

学神様
学神様
子どもの頃から、知らないうちにルールを作り上げて、その中で楽しんでいたんじゃな。
豊くん
豊くん
確かに、サッカーで手を使ってしまったら、何も楽しくないもんね。

【テーマ②:「遊び」の種類】

では、「遊び」というのは、

どんな種類があるのでしょうか。

この本では、全ての「遊び」は4種類に分けることができるといいます。

その4つはこちらです。↓↓↓

「遊び」の種類
  1. 「競争」:スポーツやコンクール等
  2. 「運」:ギャンブル、投機等
  3. 「模擬」:演劇、映画、儀式等
  4. 「眩暈」:登山、スキー、陶酔等

①「競争」について

サッカー・野球の様なスポーツや、ダンス・吹奏楽のコンクール等、

全て公平で、決められたルールの中で競い合う事を目的としています。

ここで、権力行使や暴力、ルール違反などが発生すると、

「遊び」からは遠ざかります。

②「運」について

競馬やパチンコの様なギャンブルから、儲かるかわからない投機等が含まれます。

ギャンブルで勝てる金額が、負ける金額を上回る訳がありません。

ギャンブルを運営する店舗は、

みなさんの賭けるお金を利益としているのですから。

そんな現実的な思いは棚にしまって、

消費をしながら自分の “運” に賭ける事に楽しみを感じます。

しかし、自分の能力に見切りをつけた者こそ、

運命をあてにしてしまいます。

注意が必要な「遊び」ですね。

③「模擬」について

演劇や映画等、架空の現実世界を演じたり、それを見る事を楽しみます。

人は日常から遠ざかる事を求める傾向があり、

あり得ないものとわかっていながら、

架空の現実世界と割り切ることで、楽しむ事が出来ます。

そこで、場を乱す者が現れたりすると、

あっという間にしらけて、「遊び」が終了します。

④「眩暈」について

スキーや登山など、普段味わう事が出来ないスピードや景色等を感じる事を、

楽しさとしています。

“陶酔”という言葉がしっくりきますが、

うっとりして何かに浸る事を意味します。

コレクションを眺めたり、

お酒をたしなんだり、

普段の日常では味わう事の出来ない感覚を楽しみます。

行き過ぎると、アルコール中毒や麻薬等に手を出したりする事となりますので、

こちらも注意が必要です。

以上が、4種類の「遊び」です。

全てが、ルールに基づき楽しむもので、

ルール違反をすると、堕落することになります。

学神様
学神様
常にこの4種類の何かを欲している訳じゃな。
豊くん
豊くん
「遊び」のルール違反をする人は、社会的な信用を落とす人と直結しそうだね。

【テーマ③:「遊び」×「仕事」=『遊び心』】

「遊び」の”定義”と”種類”がわかったところで、

次は、実生活において、どう活かすかというお話です。

私は、サラリーマンなので、

仕事を例にしてみます。

よく、仕事では

『遊び心』を持とう!!

と言いますが、

どうやったら持てるのかってよく悩んでいました。

しかし、

人は「遊び」を本能的に欲しているという考えを、

この本で理解出来た瞬間、

なんだか新しい道ぎ開かれた気がしました。

要するに、

全ての仕事と、

4種類の「遊び」をどれか1つでも組み合わせれば、

『遊び心』になるということですね。

例えば、車販売の営業マンが、

お客様に対して、車の良さばかり伝えても売れ行きは乏しいと思いますが、

車に乗ることで、

遠隔地へのキャンプや海水浴のレジャーが楽しめる「模擬」や、

ドライブでスピードを感じる「眩暈」を手に入れる等、

車を買うことで、その先の「遊び」が手に入る説明をすると、

車が欲しいという気持ちが格段に上がると思います。

人は「遊び」を欲している。

という本能を理解すること。

そして、その「遊び」は大き分けて4種類。

その事を理解しておくと、

『遊び心』を手に入れて、

仕事力や人間力がレベルアップしそうですね。

学神様
学神様
なるほど!!
『遊び心』もスキルなんじゃな。
豊くん
豊くん
「遊び」がこんなに奥深いとは思ってなかったよ。

まとめ

・「遊び」の定義を理解しよう
・「遊び」の4種類を知ろう
・『遊び心』を手に入れよう

ということで、今回は、

想像力無限!!「遊び心」を手に入れる方法

についてでした。

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