今回は、『仕事術』に関するテーマを紹介します。
- 納期が守れない事がある
- いつもギリギリで慌てる
- 資料はいつも手直しをさせられる
- 単純に仕事が遅い
- 仕事の進め方がわからない
現役ビジネスマンは、毎日津波の様に仕事が流れ込んできて、沢山のタスクをこなす日々を送っている方も多くいらっしゃると思います。
そこで、『納期の考え方』と『仕事の進め方』について見直す事が出来れば、今よりスピーディに仕事をこなし、信頼を上げる事が出来ます。
信頼度は比例しておるぞ。
誰か手伝ってー!!
参考書籍:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
書籍情報
<書籍情報>
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
*著者:中島 聡
*発行:株式会社 文響社
*画像引用:Kindle
【はじめに】
日々の仕事について
ビジネスマンは、常に忙しい日々を過ごしています。
山積みになったタスクをひたすらこなし、少し減ったかなと思うと、更に依頼が入り、『いつ終わるの!?!?』って言いたくなります。
薄々感じていると思いますが、結論的に、終わりなんてありません。
ビジネスマンである以上、ひたすらタスクをこなす人生を歩んでいくしかないのです。
更に、営業マンであれば、そのタスクの中で、新規開拓、既存顧客の深耕営業をしていく必要があります。
今回の記事は、残業をゼロにしよう。という内容ではありません。
いかに仕事の納期を守り、仕事と向き合い、最終的には、自分の人生と向き合うか。
そんな内容になっております。
仕事なんてさっさと終わらせて、楽しい事に余裕をもって取り組みましょう!!
参考書籍 著者「中島聡さん」について
知っておるか??
でも相当すごい方じゃぞ!!
- 1960年北海道生まれ
- 早稲田大学大学院理工学研究科修了
- 高校時代からプログラミングを初め、大学では「CANDY」というCADソフトを開発し、学生ながらに1億円稼ぐ
- マイクロソフトに入社し、Windows95の基本設計やデザイン設計を担当
- Windows98では、インターネットとの結合で、シェア世界一に牽引
- 「右クリック」「ダブルクリック」「ドロップ&ドラッグ」の概念を作り出す
- 2000年以降は、ソフトウェア会社「UIEvolution」を設立し、CEOに就任
- Life is beautifulなどのブログで人気を集める
すごいじゃろ!!
めちゃくちゃお世話に
なってるじゃん!!
上記の通り、私達が普段使用している、Windowsパソコンの基本操作は、この本の著者「中島聡」さんが作り上げたものなんですね。
右クリックやダブルクリックが無い時代を考えると、とんでも無く画期的な発明に思えてきます。
そんな中島聡さんが書く「時間術」の本ですから、参考になること間違い無しです。
仕事をコントロールする
この本にも書いていますが、中島さんもマイクロソフト時代は、毎日朝4時から夜の22時まで働いています。
しかし、常に全力で働き、常に仕事ばかりをしていたわけではありません。
力を入れる場所と抜く場所をコントロールして、いかに持続的に成果を出し続けるかに焦点を当てています。
そして、毎日仕事を頑張ろうというよりは、本当に好きな事に取り組んで、良い人生を送ろう。というものです。
『仕事術』を身につけて豊かな人生を手に入れる為に、とても大切な内容が書かれていましたので、是非紹介したいと思います。
【3つのまなび】
もっと掘り下げていこう!
まなびを3つにわけてみたぞ!
①『納期』の考え方
まず、『納期』の考え方として、”あなたの仕事は、仕事を終わらせる事。”です。
当たり前のようですが、例えば、上司から「○○時までに、この書類を取引先に届けて欲しい。」と依頼を受けたとします。
頼まれた部下は、「承知しました。」と言って、30分前に車で出発すれば間に合うな。と計算し出発したところ、道路で事故が発生し、約束の時間が過ぎてしまいました。
理由はどうあれ、部下は仕事の納期を守る事が出来ませんでした。
一番の原因は、”30分で到着する”という見積の甘さにあります。
仕事に対して、深く考える事もなく安請け合いしていまい、その甘さが納期を過ぎてしまう原因を作ってしまいました。
『納期』が守れるかどうかは、その人の信頼性に関わる事です。
仕事においては、自分でコントロール出来ない部分も多くあります。
不測の事態を想定しながら、安請け合いせず、納期は必ず守る!!
という前提で仕事に取り組む必要がありそうですね。
★時間が無い人へ、ワンポイントアドバイス
ある病院で、いつも手術室がいっぱいの病院があり、回転率に悩んでいたそうじゃ。
そこで、手術室を1つ緊急用として余裕をもって空けておくことにしたら、結果的に回転率があがったそうじゃ。
②仕事の進め方
テーマ①で、納期の重要性について紹介しましたが、実際には、仕事をどう進めたらいいかというのも説明します。
まず、仕事に取り組む考え方として、以下の2種類に分けられます。
スタートダッシュ思考
ラストスパート思考
日本人はラストスパート思考が多いそうですが、夏休みの宿題を考えるとイメージ湧きやすいですよね。
ちなみに、海外の優秀なビジネスマンは、スタートダッシュ思考が多いそうです。
中国古代の武将である孫子の言葉で、こんな言葉があります。
兵 (へい) は 拙速( せっそく) を 尊 (たっと) ぶ
【意味】- 作戦を練るのに時間をかけるよりも、少々まずい作戦でも素早く行動した方が勝利を得る事が出来る –
他にも、スタートダッシュが良いとされる言葉を集めました。
- 「巧遅より拙速」
(巧みで遅いより、下手でも早い方が良い) - 「先手必勝」
- 「早い者勝ち」
等々、早く取り組む事が勝利に繋がる言葉は多く存在します。
初めから100%完成させようとすると、なかなか取り組めないんですね。
具体的な取り組み方は、この通りです。↓↓↓
- まずスタートダッシュで8割完成させる
- 納期までに2割を完成させる
イメージでいうと、大雑把にでもまず進めていき、ある程度の形をつくります。そして、納期までに「数字の確認」や、「デザインの調整等」、少しずつ手直しをしていくという方法です。
そうすると、初めの段階で、大体納期が間に合うかは見積が取れますよね。
また、大体100%完成したと思っても、翌日見てみると、「あれ?ここ違うな。」ってなるもんなんですよね。
始めから100%完成させようという思いが、結果的にやり直しを招き、納期に影響する事となります。
ちなみに、スマホのアプリもアップデートしていくのが普通で、初めから100%では無いんです。
Windows95も、3500個のバグがある状態でリリースしたそうですが、勝負するスピードの速さで、世界トップシェアになったんですね。
完成度80%でも、納期を間に合わす事を優先して勝負してみましょう!!
③結局一番大切な事は。
この本は、仕事に対する具体的な方法をいくつも紹介しており、即実践出来そうなことばかりです。
- 仕事の分割方法
- 集中力を保つ方法
- 時間が無い人への早起きの方法
等々
読んでいて、中島さんは本当に忙しかったんだろうな。と思ってしまいました。
しかし、この本で伝えたいのは、そういう仕事術だけではありません。
何の為に仕事するか。
それは、自分が好きな事をして生きていく為です。
仕事なんてさっさと済ませて、好きな事をして人生を充実させる為に、沢山の「仕事術」を紹介しております。
多くの人は、残念ながら定年くらいまで仕事をやめる事はありません。
好きな仕事ばかりでは無いと思います。
なので、どうやって仕事と向き合い、自分が幸せになる行動をとれるか。そこが、この本の”肝”となる部分です。
中島さんは、最後にこのメッセージを伝えてくれました。
あなたの仕事は、仕事を終わらせる事
あなたの人生の仕事は、仕事ではなく人生を楽しむ事
※本書引用
仕事に押しつぶされる前に、しっかり仕事と向き合い、家族や友人等、自分が一番大事な時間を確保出来るようにする為の「仕事術」ということですね。
ということじゃな。
ワクワクできる話しだね!!
まとめ
簡単におさらい
- 納期が守れない理由は、見積の甘さ
- 仕事の取り組み方は、8対2
- 最終目的は、人生の充実
ということで、今回は、
「【即実践可能!!】納期を守る仕事の進め方」
についてでした。
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