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【ぞうとおじさん】ドラえもんで学ぶ、戦争の歴史『動物園編』

こんにちは🙂✋

今日のドラブロは「戦争の歴史」についてです😎👇

■こんな人にオススメ
  • 戦争中の一般市民の生活が知りたい
  • 戦争中の動物園の状況を知りたい
  • 戦争の歴史を学びたい

戦争について様々な歴史がありますが、ドラえもんでは戦時中の一般市民の生活の様子をサラッとわかりやすく伝えてくれます。

今回は、戦時中の動物園のゾウについてです。

漫画情報(ドラえもん)

「ぞうとおじさん」

【漫画情報】
ドラえもん第5巻
「ぞうとおじさん」
【著者】
藤子・F・不二雄
【発行】
小学館
【画像引用】
Kindle


あらすじ「ぞうとおじさん」

1.戦時中の動物園

今日は、インドから帰国した『のび朗おじさん』が遊びにきており、なんでも、めずらしい体験をしたということで、みんなで話を聞く事にします。

話は戦時中まで遡り、当時大好きだった動物園のゾウの『ハナ夫』についてです。

ハナ夫は子ども達みんなの人気者で、のび朗おじさんもせっせと動物園に通い、ハナ夫に会いに行きました。

しかし、戦争も激しくなり、東京は空襲という沢山の爆弾の雨を受けて、動物園は開けることも出来ず、のび朗おじさんは疎開する事になりました。

やがて戦争は終わり、焼け野原になった東京に戻り、真っ先に動物園に向かうと、そこにいる動物はヤギとブタばかりで、ハナ夫はいません。

係員に聞いてみると、ハナ夫は殺されたと言われました。

のび朗おじさんは、泣きながら家に帰り、一晩中泣き明かしました。

2.ぞうを助けに行こう

ぞうは、大きく力も強いため、爆弾でおりが壊され、ぞうが暴れ出したら誰も止める事が出来ない為、国から殺せという命令が出たのでした。

納得出来ないのび太とドラえもんは、早速タイムマシンでハナ夫を助けに行きます。

到着した動物園はとてもひっそりとしていて、お客さんも係員も見当たりません。

園内を歩き回ると、横たわったゾウの姿を発見しました。これがハナ夫です。1週間食事も与えられず、痩せ細っています。

そこに、係員が入ってきて、手を震わせながらジャガイモをハナ夫にあげようとします。

そのジャガイモは毒入りで、「わしにはやれん。誰が殺せるもんか。」と係員も殺す事をためらっています。

3.空襲で動物園崩壊

ちょうど、国の兵隊がゾウを殺したかのチェックをしに来ており、まだ生かしている事に怒り、「ゾウや他の動物も、お国の為なら喜んで死んでくれる。」と言いながら、自分の銃で殺そうとゾウの元へ向かいます。

係員達が必死に止めますが、反逆者扱いをされ話も聞いてくれません。

・・・その時、空襲音が鳴り響き、敵の戦闘機が空を飛び、沢山の爆弾が降ってきました。

ドドーンと爆弾が爆発し、あっという間に動物園は崩壊、ハナ夫のおりも破壊されました。

このままでは、ハナ夫が殺されると思い、ドラえもんは『スモールライト』でハナ夫を小さくし、『ゆうびんロケット』でインドまで飛ばしました。到着したら自動的に元の大きさに戻ります。

4.ハナ夫は無事だった

とりあえず、出来る事はやりましたが、無事にインドへ到着したか気がかりなまま、現代に戻ったのび太くんとドラえもんは、再びのび朗おじさんの不思議な話を聞きにいきます。

のび朗おじさんの話も終盤に入っており、インドに冒険に行き、仲間とはぐれ食べ物もないまま歩き回り、とうとう倒れたという話をしていました。

意識がもうろうとする中で、実家の風景、両親の顔、疎開先の家、様々な思い出が蘇ったそうです。

本当に走馬灯というのがあるんだなと感じながら意識が消えていく中で、ぼんやりとハナ夫の姿が浮かびました。

「ハナ夫」と呼んでみると、懐かしそうな目で自分を見ており、その後意識が消え、夢か現実が分からない状態で、ハナ夫の背中にゆられながら、近くの村まで運んでもらいました。こうしてのび朗おじさんは、助かりました。

ありえない話ですが、「夢でも嬉しかった。」とのび朗おじさんは言います。

しかしこれは、夢でも幻でもなく、のび太くんとドラえもんが助け出したハナ夫です。

無事にインドで暮らしている事がわかり、二人は大喜びしました。

まなび

動物園のゾウについて

今回、戦時中の動物園にいるゾウは、暴れ出したら危険ということで、殺処分命令が出ておりましたが、実際に当時の日本でも全国でこの指示が出ており、沢山のゾウが殺されました。

ゾウの足に鎖を繋いで、なんとか処分を延期させるような試みもありましたが、戦況の悪化で、食糧難も深刻化し、殺すしかない状態にまで陥り、毒入りの餌をあげる等をして、全国で沢山のゾウが犠牲になりました。

ゾウ列車よ走れ!!

戦争が終わり、動物園も再開となりましたが、大型の動物はどの園にも残っておらず、子ども達を喜ばす事が出来ませんでした。

そこで、唯一ゾウが生き残っている名古屋の東山動物園が各地の子ども達を喜ばせたいという思いで、ゾウを列車に乗せて各地に運ぶ試みをしました。

ゾウを輸送する為の列車ではないので、沢山の問題も発生しましたが、当時の日本では復興の為に力を合わせて頑張っており、今でも「ゾウ列車」という名で歴史を語り継がれています。

まとめ

簡単におさらい

まとめ
  • 戦争で多くの動物も犠牲になった
  • ゾウは列車に乗り、各地の子ども達を喜ばせた

という事で、今回は、

「【ぞうとおじさん】ドラえもんで学ぶ、戦争の歴史2『動物園編』」

についてのお話でした。

次回、乞うご期待!!🙂

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